特に決めているわけでないものの、量が減ってきたなぁと思って仕込んでいると何となく各季節に仕込んでいる気がする自家製のレモンリキュール。瀬戸内産の防カビ剤などを使っていないレモンを使っているので、その時期で当然レモンの成熟度合いも変わってきます。春から夏にかけてのレモンはすっかり黄色く色づいて熟してきたものですね。
当然、緑のレモンと熟した黄色のレモンでは出来るリキュールの味も変わってきますが、それぞれ仕込んだリキュールを古いリキュールと最終的に混ぜることによって味の均一化を図っています。シェリー酒でいうところの「ソレラ・システム」的な感じですね。出来立てのリキュールのとげとげしさをまろやかにする事もできますが、古いリキュールが熟成しすぎてしまうのを抑える効果もあります。「レモンサワー」である以上、やはりフレッシュさや爽やかさも大切ですからね。
タイミングが合えば出来立ての出来立てレモンのリキュールで作った「蕪屋レモンサワー」もお作りできますので、通常のものとの飲み比べもいいのではないでしょうか。
